院長挨拶


医師 / Doctor

山内 克之

Katsuyuki Yamauchi

経歴


山内 克之(やまうち かつゆき)

1962年 愛媛県四国中央市出身 中学卒業までは地元で過ごしました

1980年 愛媛大学法文学部法学科入学。1984年卒業

1985年 愛媛大学医学部医学科入学

1991年 医学部卒業後、同年4月から愛媛大学医学部精神神経医学教室で研修

財団法人真光会 真光園勤務後、三番町メンタルクリニックでの診療をはじめました

精神保健指定医
日医認定産業医

ご挨拶

当院は、受診しやすく、わかりやすい専門医療をこころがけてます。
症状をしっかり聞かせていただいた上で、わかりやすく治療方針を説明します。

当院が予約制にしていないのは、必要なときに治療を受けられないと意味がないと思っているからです。

「気分が沈んで何も出来ない」「眠れない」「不安でたまらない」、そんな時に予約を取って待ってなどいられないと思うのです。

私は、「こころのことで困っている方のお手伝いをしたい」と思って医師になりました。

2017.04.25 追記
ネットなどに「偉そうだ」とよく書かれてしまいますので、当院の治療の方針につきまして書いておきます。
・当院は、患者さんが社会の中でよりよく生活していくためのお手伝いをするのを目標としております。従いまして、病名を盾にとって社会から対局しようとする人のお手伝いはいたしません。
・治療の在り方につきましては、ネットなどで入手された情報をもとに治療の在り方を相談しようとする方がいらっしゃいますが、当院は専門知識を持って治療を担当させていただくのが仕事ですので、不確かな情報に基づいた治療方針のご相談はお断りしております。
上記二点につきましては、了承の上来院いただきますようにお願いいたします。

私の薬物療法に対する考え

精神科の治療において、薬物療法は重要な位置にありますが、色々と問題が指摘されているのも事実です。

精神科で使用される薬物は、向精神薬といわれる抗精神病薬が主体で、抗うつ薬、気分調整薬、抗不安薬、睡眠薬を指します。その他に抗てんかん薬、抗パーキンソン薬、抗酒薬、認知症治療薬なども使用されます。

よく指摘される問題は、一人の患者さんに沢山の種類の薬が大量に処方されているという、いわゆる多剤併用および大量処方です。

外来治療でも睡眠薬や抗不安薬の多剤大量処方は珍しい事ではなく、特にベンゾジアゼピン系薬物が何種類も処方されているのをみかけます。

さらに、抗うつ薬、抗精神病薬の多剤併用に加え、気分調整薬の追加や副作用軽減のために抗パーキンソン薬が処方されているのもみられます。

睡眠薬の多剤併用・大量投与では不眠の改善は期待できないうえ,転倒,交通事故など様々な弊害をもたらします。今日用いられている睡眠薬は安全性が高いが,催眠作用は限定的であり,生理的に必要な睡眠時間より長く眠らせることや,不眠の原因となっている精神症状に打ち勝って眠らせることは困難です。不眠治療の基本は,不眠の原因の除去,薬物療法と非薬物療法の併用でり、患者の訴えのままに睡眠薬を追加すべきでく、詳細な問診により不眠の原因を明らかにし,これに対処する事が必要です。

抗うつ薬によるうつ病治療では,単剤による寛解導入が困難であることも少なくないため、抗うつ薬同士の併用が行われています。新世代の抗うつ薬は,三環系抗うつ薬で問題となっていた用量依存性の自律神経系副作用を大きく軽減しましたが,その導入は合理性を欠く高用量の抗うつ薬併用を可能にしてしまった側面もあります。非合理的な併用を避けるためには,1)抗うつ薬の臨床薬理について正確な知識をもつこと,2)併用の根拠を明らかにできること,などが必要で不可欠で、また合理的な併用がありうる一方で,併用によって,個々の薬物の臨床特性が失われ,効果や副作用の判定が困難となることなどに留意しつつ、単剤は困難であるとしても,処方を常に単純化する姿勢が必要です。

抗精神病薬間の併用は欧米のガイドラインではclozapineの使用後の最終的な手段の一つとして位置づけられており,そのエビデンスはclozapineとrisperidone,あるいはaripiprazoleの併用などを中心にある程度積み上げられており、実臨床では欧米でも抗精神病薬2剤の併用処方は一定の割合で認められるが,これを減らすための各種の方策が行われています。わが国で頻度が高い抗精神病薬3剤の併用については,エビデンスが全くなく,この状況を改善する取り組みが必要です。また抗精神病薬併用には多くの問題点やリスクがありますが、メタボリック症候群,生命予後との関連についても,多数例による検討が必要です。

気分安定薬には薬剤ごとの特徴があり,単剤療法で有効性が得られない場合に併用することで,治療効果が高まる可能性は否定できません。また,多剤併用療法のうち,本来標的疾患の治療薬ではない薬剤を,治療薬に付加することで治療薬の効果を増強することを増強療法といい、気分安定薬に第二世代抗精神病薬を併用することは,増強療法の一部と考えることができ,ある程度のエビデンスが存在します。しかし,併用療法でも増強療法でも,単剤療法より副作用を増大させるリスクは高まるが,これについての検証も不十分です。今後,有効性と有害事象を検討するための臨床研究が必要であり,現時点で併用は推奨されるものではないと思います。

私が医師になったころ、「処方は前医の苦労の結晶かもしれないので、不用意に処方を変更する事は慎むように」と先輩医師から言われた事があります。

向精神薬の薬効がはっきりしなかった一昔前であればやむを得ないという感もありましたが、現在では使用可能な薬の特性をよく理解して、最小限の処方で患者さんの症状を安定させるという努力が必要だと思います。

また喧伝される薬の効果を鵜呑みにして言われるがままに処方する医師がいることや、ごく少数ですが薬価差益目的または調剤薬局の利益のために多剤処方を行う医師が居る事も今以上に問題視されるべき事だと思います。

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